- ownCloudとは
- ユーザデータはどこに格納されますか
- アップロードファイルはどこに格納されますか
- ownCloudはアンチウイルスソフトを利用することができますか
- Active Directory上で管理しているユーザやグループで、ファイルやフォルダの共有はできますか
- ownCloudアカウントを所有していない人とのファイル共有はできますか
- 特定のユーザやグループに、ファイルやフォルダを共有させることはできますか
- どのような方法でownCloudを利用しますか
- 対応デバイスを教えてください。
- 年間サポート(日本語対応)の詳細について教えてください。
- ユーザーの作成方法を詳しく教えてください。
- データの共有方法を詳しく教えてください。
- データ共有URLのパスワード保護について
- アップロード可能なデータのサイズ
- WindowsPCとownCloudの同期設定について
ownCloudとは
ownCloudとは、オンラインストレージが利用可能になるサーバーアプリケーションです。
各種デバイス(PC、スマートフォン)で対応可能なアプリがあり、そのアプリを利用する事で、各種デバイス間でのデータの共用が可能となります。
オンラインストレージとは、サーバーのディスクスペースを、データの倉庫のように活用する事ができるサービスです。
許可されたユーザーだけが接続可能で、データのアップロード・ダウンロードをする事ができる為、安全にデータのやりとりを行うことが可能です。
メールにデータを添付するよりも、確実で、安全に、相手にデータを取得してもらう事が可能です。
ユーザデータはどこに格納されますか
ユーザデータはDBに格納されます。 弊社が提供するシステムではMySQLに保存されます。
アップロードファイルはどこに格納されますか
デフォルトの場合、インストールディレクトリ配下の[data]ディレクトリにファイルが格納されますが、弊社が提供するシステムでは、セキュリティ向上のため、WEBでは見ることができない場所に格納しています。
ownCloudはアンチウイルスソフトを利用することができますか
はい、OSSのアンチウイルスソフトと連携させることができます。
Active Directory上で管理しているユーザやグループで、ファイルやフォルダの共有はできますか
可能です。
Active Directory上で管理されているユーザやグループのみに対する共有もできます。
ownCloudアカウントを所有していない人とのファイル共有はできますか
URLリンク機能を用いて、パスワード付きで外部にファイルやフォルダを公開することができます。
特定のユーザやグループに、ファイルやフォルダを共有させることはできますか
可能です。
ブラウザから簡単に設定することができます。例えば[営業]グループを作成しておき、このグループに属するユーザのみファイルを参照可能にする設定ができます。
どのような方法でownCloudを利用しますか
ownCloudはWEBブラウザ、クライアントソフトを使ってファイルの保管、同期、共有を行ないます。
【WEBブラウザ】
ドラッグ&ドロップで簡単にファイルをアップロードできます。
■ 対応ブラウザ ・・・ Chrome、Firefox、IE10
※ IE9以前のバージョンでも一部機能が使えませんが動作します。
【クライアントソフト】
クライアントPCの同期フォルダへファイルを置くと、自動的にownCloudへファイルがアップロードされます。
■ 対応OS ・・・ Windows、MacOS、Linux、iPhone / iPad、Android
対応デバイスを教えてください。
PCはもちろん、スマートフォンやタブレットからアクセスすることができます。 外出先で資料を確認する必要があった場合、モバイル環境で必要なファイルを参照することができます。
年間サポート(日本語対応)の詳細について教えてください。
弊社システムのユーザ様には、日本語によるメールでのお問い合わせを受付します。 また、よくいただくご質問については、このFAQページにてご紹介します。
ユーザーの作成方法を詳しく教えてください。
ownCloudユーザーを追加するには、ownCloudの管理者ユーザーでログインした後、画面右上のユーザー名の部分をクリックした時に表示されるメニューの中の「ユーザ」から可能です。
「ユーザ」をクリックすると、以下のような画面になります。
ここで、上部に設定したいユーザー名とそのパスワードを入力し、「作成」ボタンをクリックします。
(グループは未設定でも問題ありません。後で変更する事が可能です。)
すると、下図のように、作成したユーザが表示されます。
ここでは、「test」というユーザを追加しました。
データの共有方法を詳しく教えてください。
管理者ユーザにアップロードされているデータを、追加した「test」ユーザでも、ダウンロード可能になるように データの共有を行う事が可能です。
共有したいデータを持っているユーザーでownCloudにログインし、「test」に共有させたいデータにマウスを合わせ、メニューを表示させます。
メニューの中の「Share(or 共有)」をクリックします。
以下のように、共有するユーザー名を入力するボックスが表示されます。
ここに、共有先のユーザである「test」を入力します。
すると、下図のような表示になります。
ここで、「URLリンクで共有」にチェックを入れると、共有するデータへのリンクが、ユーザ「test」からも利用可能になります。
ここにチェックを入れなかった場合は、ユーザ「test」領域にも該当のデータがコピー設置される事になります。
どちらでも、目的にあった設定を選択して下さい。
以上で、データの共有設定は完了です。
testユーザーで、ownCloudにログインしてみると、「Shared」というフォルダが自動生成されています。
この「Shared」フォルダの中に、共有設定したデータが存在しています。
データ共有URLのパスワード保護について
ownCloudでは、データ共有の設定として、共有ユーザーを作成して、ユーザー間でデータの共有を行う事が可能です。
他にも、共有ユーザーを作成せずに、該当データへのリンクを、任意の相手にメールで伝える、という方法を行う事が可能です。
その際に、パスワード保護・有効期限の設定を行う事も可能です。
データーへのリンク先URLにパスワード保護を設定
リンクURLで共有したいデータの「共有」をクリックします。下図のように、共有ユーザを選択するか、URLリンクで共有するかの選択が可能になりますので、「URLリンクで共有」にチェックを入れます。
すると、リンク先のURLが表示され、さらに「パスワード保護」というチェックボックスが表示されます。
「パスワード保護」にチェックを入れると、下図のように、パスワード入力欄が表示されます。
このパスワード入力欄に、任意のパスワードを入力します。
※ここで入力したパスワードは表示されません。 後から確認する事もできません(上書きは可能です)ので、入力内容は、必ず控えておいて下さい。
パスワード入力後、他の入力欄をクリックすると、下図のように、パスワード入力欄に「パスワード保護」と表示されます。
これで、任意のパスワードによるパスワード保護状態になっています。
リンクURLに有効期限を設けたい場合は、「メールリンク」の下の「有効期限を設定」にチェックを入れて下さい。
チェックを入れた後に、有効期限入力欄をクリックすると、下図のようにカレンダーが表示され、期限の日付を選択する事ができます。
パスワード保護や、有効期限の設定が完了したら、「メールリンク」欄に、共有URL情報を送りたいメールアドレスを入力します。
メールアドレス入力後、「送信」ボタンを押します。
※メール送信については、事前に設定を行って頂く必要がありますのでご注意下さい。
メール送信が完了すると、下図のように「メールを送信しました」と表示されます。
送信されたメールには、以下のように共有URLが記述されています。
件名:ユーザ admin はあなたとファイルを共有しています 送信者:sharing-noreply@ドメイン名 本文: ユーザ admin はあなたとファイル "共有データ名" を共有しています。こちらからダウンロードできます: http://ドメイン名/owncloud/public.php?service=files&t=暗号化された文字列 -- ownCloud Your Cloud, Your Data, Your Way!※「admin」部分には、発信したownCloudユーザー名が入ります。
別途メールなどで、パスワード情報などを相手に伝えていただく必要がありますので、ご注意下さい。
共有URLにアクセスすると、下図のような画面が表示されます。
ここで、設定したパスワードを入力すれば、下図のように、該当データのダウンロードが可能になります。
アップロード可能なデータのサイズ
ownCloudでアップロード可能なひとつのデータサイズは、PHPで規定されている「upload_max_filesize」に準拠しています。
初期状態のownCloudでは、アップロードできるデータサイズの上限は、512Mまでになっています。
更に大きなデータをアップロードしたい場合にはお問い合わせください。
WindowsPCとownCloudの同期設定について
WindowsPCとownCloudの同期設定
WindowsPCに、ownCloudのソフトをインストールする事で、PC内の特定のディレクトリが、サーバ上のownCloudと自動的に同期させる事が可能です。WindowsPC用のownCloudソフトのインストール
サーバー上のownCloudとWindowsPCを同期させるには、WindowsPCにソフトをインストールする必要があります。 公式サイトの画面右上にある「Install」というアイコンをクリックして下さい。下図の「Desktop Client」にある「Windows」をクリックして下さい。
すると、下図のようなダウンロード画面が表示されますので、Windows Clientの「Download latest」をクリックして下さい。
クリックすると、インストール用の実行ファイルがダウンロードされます。
ダウンロードした実行ファイルをダブルクリックすると、インストールが開始されます。
インストールを開始すると、下図のような画面が表示されます。
「Next」をクリックして下さい。
次に、以下のような設定画面が表示されます。
ここで、下図のように設定情報を入力します。
ユーザーは、ownCloudをインストールした時に設定したownCloudの管理者情報を設定します。
※「Use secure connection」は、独自SSL設定済みで、SSL経由接続で利用したい場合にチェックを入れて下さい。
すると、接続チェックを行われ、自動的に、WindowsPC側に、同期用のフォルダが生成されます。
赤枠で囲んだ部分が、WindowsPC側に作成された同期用のフォルダになります。
インストールが完了すると、ownCloud Client ソフトが起動し、タスクバーに、下図のように表示され、起動状態になります。
ownCloud Client ソフトが起動中の状態の時に、WindowsPCの「Cドライブ」の中にある以下の同期用フォルダにデータをアップロードすると、自動的に同期され、サーバー上のownCloudにもデータがアップロードされます。
サーバー上のownCloud側では、以下のように、自動的に「clientsync」というフォルダが生成されます。
サーバー上のownCloudで、「clientsync」フォルダにアップしたデータは、自動的にWindowsPCの
「C:\Documents and Settings\ユーザー名\ownCloud」にもアップロードされます。
また、WindowsPCの「C:\Documents and Settings\ユーザー名\ownCloud」に設置されたデータは、
自動的に、サーバー上のownCloudの「clientsync」フォルダにアップロードされます。